国内唯一のDITA総合セミナーとして24回目を迎える DITA Festa(ディタ・フェスタ)、昨年に引き続き今回も東京都内の会場でリアル開催いたします。
今回のテーマは「自動組版からWebマニュアルへ」。DITAではXMLコンテンツからPDFやWebマニュアルを自動生成します。
この仕組みに焦点をあて、PDF組版ではどこまで高度なレイアウトが実現できるかを組版ベンダーが競い合います。
かたや今後主流となるであろうWebマニュアルに関し、DITAから生成するためのポイントや活用の可能性を会員識者とユーザーが議論します。
またAI研究にかかわる新部会発足やWebHelpの自然文Q&Aに生成AIを利用した実証発表もあります。
ユーザー事例として株式会社ケイテック様にご発表いただきます。同社はカワサキモータース株式会社の子会社として、バイクなどのマニュアル(PDF, HTML)を制作されています。「コンテンツの再利用」が難しいマニュアルでも再利用がしやすくなる手法を考え、実践されたお話を聞くことができます。
今回も会場では会員企業がブースを展示し、自社の製品、サービスの詳細な説明や実演を行います。関係者と直接コンタクトいただけるチャンスです。
今回も盛りだくさんの内容ですが受講無料となっています。皆様のご参加をお待ちしております。
13:00 - 13:05 |
開会挨拶 |
DITAコンソーシアムジャパン事務局
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13:05 - 13:30 |
DITAにおけるAI活用方法の紹介 |
DITA AI活用研究部会
議長 片寄 克也(RWSグループ・SDLジャパン)
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新たに発足しました「DITA AI活用研究部会」の活動内容や、DITAオーサリング・翻訳・配信におけるAI活用の具体的な方法をご紹介します。未来を共に見据えるセッションです。是非ご期待ください!
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13:30 - 15:45 |
チャレンジ!自動組版 |
DITA to PDFの自動組版はどこまで高度なことができるのか?組版システムを有する国内ベンダー4社が果敢にその技を競います。高難度の組版課題に対する出力結果とその実現方法を披露します。
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組版課題
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ページ任意箇所での段組変更、余分なスペースを埋めてページ数を節約する、縦連結の表の泣き別れ処理と表下脚注、A4文書にA3ページを混入させる、表紙に章別のツメを作る、
自社製品ならでの自由課題
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司会&課題出題
】
アートダーウィン合同会社 加藤 哲義
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チャレンジャーと利用製品
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一般社団法人ビブリオスタイル 村上 真雄
Vivliostyle
:オープンソースのCSS組版ツールです。Webと同じHTMLとCSSを使った自動組版でPDFを生成できるので、XSLなどXML組版専用の知識がなくても自由なページデザインを実現できます。DITA-OTと組み合わせてDITAからPDFを生成する組版エンジンとしても利用できます。
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アンテナハウス株式会社 横田 達朗
Antenna House Formatter
:80以上の言語に対応した自動組版ソフトです。W3C勧告の標準仕様XSLやCSSに準拠しており、安心して導入できます。
独自の拡張機能でより細かな要求も実現します。 DITAにおいても数万ページのマニュアルなど多くの実績があります。
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ネクストソリューション株式会社 平野 淳
DSSSLprint
:国際規格「文書スタイル意味指定言語(DSSSL)」に準拠した高品質な組版とページ出力を実現するソフトウェアです。DSSSLの柔軟性により、複雑な組版とページ制御が可能になり多様な要求に対応します。改訂が繰り返される公文書やライフサイクルの長い技術文書のサポートに向いています。
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株式会社リナレッジ 樋川 恭平
Arbortext Publishing
Engine
:DITAインスタンスからスタイルシートを使ってPDFやWebコンテンツを生成するPTC社の製品です。スタイルシートは変換の規則を定義するファイルです。専用のGUIを使って作成することができるためプログラミングスキルは必要ありません。
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15:45 - 16:00 |
休憩(ブース見学) |
16:00 - 16:50 |
「コンテンツの再利用」を最大限活用する1つのアイデア |
株式会社ケイテック デジタルソリューション部第一課
津田 大輔
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DITAの特長と謳われている「コンテンツの再利用」ですが、いざ自社のドキュメントで利用しようとすると、「意外と使いにくいな」と思ったことはありませんか?
株式会社ケイテックはカワサキモータース株式会社の子会社として、バイクなどのマニュアル(PDF, HTML)を制作しています。
弊社では「コンテンツの再利用」が難しいマニュアルでも再利用がしやすくなる手法を考え実践してみました。
メリットもデメリットもあるのですが、弊社の事例がDITA活用の一助となれば、と考えましたのでご紹介させていただきます。
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DITAコンソーシアムジャパン会員企業が提供しているCCMS製品をポイントを絞り、次々にご紹介していきます。
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16:50 - 17:05 |
IXIA CCMS上で生成AIを使ったDITAコンテンツの作成 |
IXIASOFT株式会社
村田 展俊、吉田 樹治
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本セッションでは、デモを通して生成AIによるDITAコンテンツIXIA CCMS上で作成する流れをご紹介いたします。
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17:05 - 17:20 |
XDocsの紹介 |
株式会社リナレッジ
樋川 恭平
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XDocsは、カナダのBluestream Database Software Corpが開発した DITA CCMSです。CCMSとしては比較的安価でありスモールスタートも可能です。システムの特徴はシステム構成が簡単で他のシステムとの連携がとりやすいことです。
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17:20 - 17:35 |
業界最大シェア DITA CCMS 「Tridion Docs」のご紹介 ~DITA × AI関連ソリューション~ |
SDLジャパン株式会社(RWSグループ)
片寄 克也
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本発表では、RWSグループが提供するDITA × AI関連ソリューションを中心にお話しします。
- 業界最大シェア DITA CCMS 「Tridion Docs」のAI機能
- DITA翻訳におけるAI活用ソリューション(機械翻訳、LLMによる翻訳品質評価+自動ポストエディット)
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17:35 - 18:00 |
ブース見学 |
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13:30 - 14:10 |
NECのDITA導入事例紹介~DITAサービスの導入から展開~ |
日本電気株式会社
桐越 孝之
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NECでは2010年代初めから、ソフトウェア開発プロジェクトを中心に文書作成・管理の効率化に向けてDITAの導入を進め、DITA文書管理から組版までの一連の作業をサポートする「DITAサービス」を社内展開しました。
このDITAサービスの導入、展開、運用などをご紹介します。
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14:10 - 14:50 |
生成AI GPTを利用してWebHelpの自然文検索を実現する仕組の開発報告、システム評価及び応用可能性を考える |
アンテナハウス株式会社
中澤 始
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WebHelp向け全文検索の実装方法はいろいろありますが、万全とはいえません。
全文検索に代わる方法として、自然文で質問し、自然文で回答が得られると使い易くなります。ChatGPTのような方式も有望です。
そこで、GPT-APIを利用する自然文Q&Aシステムを試作し、性能を評価しました。
さらに一歩進めて、見込み客の質問を検索文とし、回答例文を生成する実用的システムを構築しました。
その仕組みの概要、評価と今後の応用可能性について報告します。
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14:50 - 15:00 |
休憩(ブース見学) |
15:00 - 16:15 |
DITA2Webコンテンツ実装に向けて
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<パネリスト> 株式会社ケイテック 津田 大輔
IXIASOFT株式会社 村田 展俊
株式会社CMCエクスマニコム 平林 あかね
<モデレータ> 株式会社リナレッジ 樋川 恭平
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本セッションでは、DITA2Webコンテンツの具体的な例を通して、Webコンテンツの利用方法およびそれを実現するために必要な準備について議論します。また、Webコンテンツのアクセシビリティについても紹介します。
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DITAコンソーシアムジャパン会員企業が提供しているDITA関連ツールやサービスをポイントを絞り、次々にご紹介していきます。
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16:15 - 16:30 |
スキマトロンによる自動校正環境の構築 |
アートダーウィン合同会社
加藤 哲義
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DITAの執筆では適切なタグが正しく使われているか、用語や語数が統一されているか、本来 keyref 等で参照すべき文言が直書きされていないか、といった校正レビューが不可欠ですが、これを人が目視で行うのは大変な負担です。ISO/IEC規格のスキマトロンによって誤記の検出とライターへの警告、矯正指導を自動化することができます。お客様の執筆ルールをスキマトロンで実装し、執筆環境に据え付けて自動校正を実現するサービスをご紹介します。
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16:30 - 16:45 |
Word原稿から始めるWeb マニュアルの作成とPDF自動組版のお手軽なご提案 |
アンテナハウス株式会社
額賀 正彦
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使い慣れたWordで作成した文書から、簡単にWebページを作成したいというご希望が増えています。
マニュアルだけではなく学術論文の世界でも、まずはWebで公開し閲覧することが優先され、印刷物は「おまけ」となる時代が近づいているかもしれません。
OSDC Docx2HTML とCSS Formatter を使ってWord 文書からWeb ページの作成と、PDFの自動組版を簡単に行うご提案をいたします。
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16:45 - 17:00 |
DITAの自動組版開発のスターターパッケージ「DITA Publish Tool」のご紹介 |
株式会社ITP
山口 龍
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DITAではDITA-OTを利用してPDFやHTML等をパブリッシュしますが、希望のレイアウトを実現するためにはカスタマイズ開発は不可欠です。
費用を抑えたカスタマイズ開発のベースとして利用できる、あらかじめデザインされたPDFとスタンダードな機能を持ったHTMLの出力が可能なDITA-OTプラグインスターターパッケージ「DITA Publish Tool」をご紹介します。
また、DITA導入に不可欠なIA(情報構造の設計)などその他のITPのソリューションについても簡単にご説明します。
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17:00 - 17:40 |
ブース見学 |
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Festa会場では会員企業がブースを展示し、自社の製品、サービスの詳細な説明や実演を行います。関係者と直接コンタクトいただけるチャンスです。是非お立ち寄りください。
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アンテナハウス株式会社 |
独自開発した PDF出力エンジン『Antenna House Formatter』は世界中のお客様にご利用いただきながら25年目を迎えました。
Oxygen、XMetalの各種エディターも多くの方にお使いいただいています。
また、今年はGPTを利用するWebHelpの自然文検索システムの開発に着手し、その経過をセミナーでご報告いたします。
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IXIASOFT株式会社 |
100%DITAに準拠したIXIA CCMSの最新バージョンをご紹介いたします。また生成AIを使用したDITAのコンテンツ制作について、より詳細な内容についてご説明いたします。是非ともIXIASOFTのブースにお立ち寄りください。
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RWSグループ(SDLジャパン) |
RWSグループ(SDLジャパン)の展示ブースでは、業界最大シェア DITA CCMS「Tridion Docs」をご紹介します。
CCMSの操作性や機能(再利用、変数、条件別出し分け、バージョン管理、逆引き検索、AI機能など)を是非ご体感ください。
また当日のデモ環境にはTradosをはじめ自社の翻訳テクノロジー製品も準備致しますので、DITA翻訳についてもお気軽にご相談ください。
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株式会社 リナレッジ |
XDocsは、カナダのBluestream Database Software Corp が開発した DITA CCMSです。
CCMSとしては比較的安価でありスモールスタートも可能です。システムの特徴はシステム構成が簡単で他のシステムとの連携がとりやすいことです。
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* 本ページに記されたDITA Festa2025の内容は、予告なく変更されることがあります。
<お問い合せ先>
DITAコンソーシアムジャパン事務局
(アートダーウィン社内)
・担当者 : 加藤 哲義
・TEL :080-5051-7133
・E-mail : info@dita-jp.org
以上